REITの種類と投資先の選び方を知っておこう

オフィス系・住宅系など投資対象の特徴
REITには、投資対象によっていくつかの種類があります。
代表的なものがオフィス系、住宅系、商業施設系、物流施設系、ホテル系などです。
オフィス系REITは、都市部のオフィスビルに投資しており、安定した賃料収入が期待できます。
一方、住宅系REITは入居率が高く、景気の影響を受けにくい傾向があります。
商業施設系は消費動向に影響されやすいものの、立地が良ければ収益性が高くなります。
物流施設系はEC市場の拡大により注目されており、長期契約が多く空室リスクも低いとされています。
ホテル系は観光需要や景気に左右されやすいため、他のREITと組み合わせて保有するのが一般的です。
それぞれの特徴を理解し、自分の投資方針に合うものを選ぶことが大切です。
リスク分散に役立つポートフォリオの組み方
REIT投資では、複数の銘柄を組み合わせて保有することでリスク分散が可能です。
特定の業種やエリアに集中していると、景気や災害の影響を受けやすくなります。
たとえば、オフィス系と住宅系、物流系を組み合わせることで、それぞれの景気感応度の違いからリスクを抑えることができます。
また、時価総額が大きい銘柄は安定感があり、初心者にも向いています。
分配金利回りだけに注目せず、物件の立地やテナントの分散状況なども確認しましょう。
投資目的に応じて、インカム重視型や成長性重視型など、ポートフォリオに戦略を持たせることが効果的です。